生まれも育ちも東京の中小企業診断士が熊本暮らしを選んだ理由【後編】

こんにちは。むらきゅうです。

今回は、生まれも育ちも東京の中小企業診断士が熊本暮らしを選んだ理由【後編】を書きたいと思います。

前編はこちら。

前回は、熊本に初めて住むことになった25年前の印象について書きました。

最初のころは、初めて引越しを経験したこともあり、戸惑いが大きかったのですが、徐々に慣れていきました。

そのあと、11年間を熊本で過ごすことになり、福岡・東京・福岡・大分・福岡・東京・・・

約3年ごとに転勤を繰り返す生活を続ける中で、自分自身の生活環境が大きく変わるとともに、価値観も徐々に変化していきました。

特に、結婚、息子の誕生、中小企業診断士の資格取得などのライフイベントの発生が大きかったです。

各地に住んで感じたこと

福岡の印象

大都会と田舎が近接した、すごく住みやすい街。

福岡市だけでなく、周辺都市も大きいので、郊外に住むなどの選択肢も多い。

熊本の次に長く過ごしている街で、トータル9年くらいは住んでいます。

食事がおいしいのはもちろん、気候も熊本に比べて過ごしやすい。

中心部から空港がとても近い!

ここで、子供が生まれたり、中小企業診断士の資格を取得したり、といった転機がありました。

大分の印象

kbambi57によるPixabayからの画像

住んでもよし。観光してもよし。気候もよし。

息子が0歳~1歳まで過ごした土地。自然が豊かで食事も安くておいしい。主観ですが人も穏やかな気がします。

それに何といっても、生活の近くに温泉がある!

温泉付きマンションや、住宅街にある温泉等、300円程度で温泉に入れる・・・最高です。

しかも、大分市から別府市までは、車でも30分の距離。

電車なら15分。よく大分市内から海沿いをランニングして別府の温泉に入ってから帰っていました。

温泉好きの息子はまだ温泉に入ることのできる年齢ではなかったので、今住んだら毎日温泉三昧で最高だろうな、と思っています。 

他県からの交通の便が悪いという面もありますが、それが大分の独自性を生むことになっています。

機会があれば、もう一度住んでみたい場所です。

東京の印象

Jason GohによるPixabayからの画像

とにかく人が多い!

大学生まで過ごした地元ではありますが、九州に長年住んだ後、東京に戻ってみると、どこに行くにも人が多い!ということに気づかされました。

それまでは、特に感じていなかったのですが。

満員電車はもちろん、観光地に向かう渋滞、ぎゅうぎゅう詰めのキャンプ場・・・

人が多いということは、マーケットも大きく、それだけチャンスがあることは間違いありません。

培ってきた価値観が東京の生活とずれてしまった

また、12年前に東京にいたころは、まだスマホが出てきたばかりで、今のようにWifiが普及しているわけでもなく、情報や流通網で考えると、「東京の利便性にはかなわないな~やっぱ都会良いな~」と思っていました。

3年前にもう一度東京に転勤する機会があり、家族を連れて行ったのですが、状況は一変しました。

食事・教育環境・職場環境・通勤時間・・・

今まで許容できていたことが、家族との豊かな時間を優先して考える中では、「なんか違う」と許容できなくなっていたのです。

例えば、食事の面では、いいものはお金を出せば手に入るのは間違いありませんが、近くのスーパーに、熊本のスーパーの380円の刺身・更に半額!のようなクオリティとコスパの両立は望むべくもありません。

通勤も、満員電車に1時間以上乗車し、フラフラになって会社に到着する・・・

九州なら職住近接が多いと思いますし、東京レベルの満員電車などは、まずありえないと思います。

どこに行くにも渋滞・満員・ドライな対応・・・

なにより、生活全体にゆったりとした時間が無くなってきている気がしていました。

息子の学校のこともあり、家族でいろいろ悩んでいた時に、最初の着任地熊本への転勤となりました!

14年後戻ってきた熊本は、子育て&アウトドア&遊びに最高の場所だった!

最初に熊本を離れてから14年・・・

その間に進んだ情報化により、都会と地方との情報格差がほとんどなくなっており、むしろ田舎のマイナスが転じてプラス面が増えていることに気づきました!

14年後に戻ってきて気づいた熊本の「よいところ」

  • 情報:スマホとタブレットで世の中の基本情報はだいたい入手できる
  • テレビ:そもそもYoutubeしか見なくなった。AmazonPrimeもあるので問題なし
  • 買い物:Amazonは東京の時に比べて+1日程度で届く。サクラマチもアミュプラザもできた
  • コスト:衣食住に関するコストが低廉
  • 食べ物:とにかく安くおいしい。納豆にからしが入るようになった
  • 生活:観光地などの混雑が激しくない・渋滞がほとんどない
  • 教育:教育環境が我々にとって整っている

なにより、昔は「田舎だな~」と思っていたことが、むしろ「ゆったり」とか「混雑しない」、「物価が安い」等、プラスの印象に変わっています。

結婚と子育てにより、ライフステージが変わったことも、考え方の変化につながっているのかもしれません。

中小企業診断士の仕事も、すべてというわけではないですが、リモート・メールでほとんどできています。

これも昔とは大きく異なるポイントだと思います。

今はこのまま熊本にずっと住みたい、と考えています。そのつもりです。

もちろん、価値観の変化があった場合は、別の選択をするのかもしれませんが、借家住まいでもあるし、そのあたりは気楽に考えたいと思います。

それでは、楽しいゆるそとらいふを!

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