あなたのビール代がお得に!夏こそ自宅でクラフトビールづくりをお勧めする理由と作り方

こんにちは。むらきゅうです。

夏のキャンプに必要不可欠なのは、タープとビールですよね!

今回は、自宅で作ってキャンプで楽しめる「手作りクラフトビール」についてご紹介します。

ビール好きの方は、早く始めれば始めるほど、お得になるのでぜひ、挑戦してみてください。

そもそも、自分でビールが作れるとは思ってもいなかったのですが、先日、友人宅で作り方を教えてもらった際、あまりにも簡単そうだったので、やってみたら、ハマりました!

なお、日本国内ではビールの醸造において、アルコール度数1%以上のものを作ると、酒税法違反となります。使用する材料(モルト缶や砂糖)の分量にくれぐれもご注意ください。

モルト缶を注文した際、日本国内用の分量が記載されています。必ず1%未満となるようなビールの製造をお願いします!

夏こそクラフトビールづくりをおすすめする理由

理由①ビール造りに必要な発酵が早く進むから

ビールは発酵食品です。適度に気温が高いと発酵が早く進む=早くビールを飲むことができる!

発酵期間の長短による味の違いは判りません。。。素人では気にならないレベルだと思います。

理由②飲めば飲むほどお得になるから

Kevin SchneiderによるPixabayからの画像

夏はビールを我慢できません。

毎日飲まざるを得ません。ということは、毎日350ml缶を1本飲むとすると、1日200円~かかります。1カ月6,000円!

一方、自分で作るクラフトビールは1本あたり70円~80円程度。

低単価のビールができれば、飲むたびに120円お得になる!というわけです。え、ビールを飲むと120円儲かるの!

そもそもビールを飲まなければ、1日200円まるまるお得になるのでは・・・というまともな考えは無視

作る手間と時間がかかるじゃん、という突っ込みもあると思いますが、実労働時間は30分程度なので、自分の人件費(時間単価)を考えてもお得ですし、作る工程そのものが楽しいので問題無し!です。

理由③ビールは健康食品だから!

Jill WellingtonによるPixabayからの画像

ビールはプリン体が多い、ビールっ腹など、健康に良くないイメージがあります。

でも、要は飲みすぎ・食べすぎが良くないのであって、適度に飲む分には、栄養素がたくさん含まれている発酵食品のビールは健康にいい面がかなりあります。

食物繊維やビタミンはもちろん、発酵に必要な酵母には、たんぱく質・必須アミノ酸がたくさん含まれており、免疫力アップの効果が期待できるのです。

本では、アルコール度数1%以上は酒税法上「酒類」となります。したがって、1%未満となるように説明書に従ってビールを作ることになります。

私の購入したモルト缶には「マニュアルより5~6倍に希釈」と記載されていましたので、砂糖の量を6分の1にして作ることにしました。

アルコール度数が1%以下とはなりますが、ビールと同じ作り方で醸造します。したがってビールにかなり近い味わいになります!

超手抜きでクラフトビールを作ってみた

一度、友人宅で作り方を教わり、自宅でやってみました。

今まで3回やって失敗はないのですが、正しい作り方を知りたい方は、他のブログを参考にしてください。。。

Amazonその他でビールキットをそろえる

まずは、アマゾンでビール醸造に必要なキットを揃えます。まとまってセットになったものもありますが、個別に注文しても大丈夫です。

キットタイプはこちら

個別に揃える場合は、以下の用意が必要となります。★絶対必要なもの。■あったらよいもの。

★モルト缶
★水タンク
★砂糖
★消毒・除菌グッズ
★炭酸用ペットボトル または ビール用瓶
■キッチンスケール
■じょうご
■電子温度計

いろいろと必要となるように感じますが、キッチンスケールとじょうごと電子温度計は、もともと自宅にあったものを使いました。

水タンクとペットボトルを消毒する

ビール造りの一番の天敵は雑菌です。発酵させるということは、菌が繁殖しやすい温度をキープするということ。

したがって、雑菌も繁殖しやすいということになります。

念入りな消毒は必要不可欠です。

私はこの食品用アルコール除菌スプレーを使いました。このスプレーだと、ペットボトルの口から3回ほどスプレーして、後はペットボトルの蓋をして、さかさまに置いておくだけで、全体にアルコール消毒がいきわたります。

本来は、薄めた漂白剤等で念入りな消毒が必要だと思いますが、とりあえずこのスプレーのみで隅々まで消毒してみました。

お湯を沸かしてモルト缶・砂糖と一緒に水タンクへ入れる

今回使ったモルト缶はこちら。

ニュージーランドへの長い航海用に造られた英国産ビールで、苦みが強いビターエールです。

缶を開けるのに、缶切りが必要なタイプです。

缶を開けると、中にはドロッとした液体状の何かが入っています。

モービル1のCMみたいです。。。わからないですね。

なめると少しビールの味がする甘苦いビールの素です。

このドロッとした液体と砂糖、水を混ぜ合わせるので、お湯を入れないと十分に混ざりません。

缶に残ったモルトエキスもお湯で溶かしながら流し込みます。

合わせて砂糖も投入します。缶及びマニュアルに記載内容に則り、1%未満となるように量を調整します。

私は健康的なイメージのあるきび砂糖を使っています。

味にも影響ありそうなので、気になる方は普通の上白糖などを使うのが良いです。

混ぜながら水を15リットル程度まで入れる

混ぜながら水を15リットルくらいまで入れます。どうやって水を入れるか、が悩みどころです。

我が家では、台所の浄水器付き水道から水をだして、食洗器用のポリ容器に水を汲んで、タンクに入れるという作業を15回程度行っています。

ポイント!温度を25~28℃に調整してイースト菌を入れる

イースト菌の発酵に適した温度である、25度~28度になったら、モルト缶に付属しているイースト菌を振りかけます。

最初にお湯を入れて、モルト缶と砂糖、そして水を入れていますので、大体自然と28度くらいにはなっていました。

一次発酵:蓋をして放置(発酵が終わるまで・・・3日~20日くらい)

ここから一次発酵の工程になります。

夜仕込んで朝、タンクを見てみると・・・タンクにつけているエアロックから内部の空気が出てきています。

ひっきりなしに泡となって出てきており、その香りはパンを焼いているかのような香りです。

本当に醸造している!と感じるタイミングです。

これが発酵している証拠です。あったかい時期であれば2・3日で終了します。

発酵が終了した後のタンクの中。イースト菌を入れた時とは全く異なっています。

この時、味見をして砂糖の甘みが無くなっていれば一次発酵は完了です。

この状態で、気の抜けたビールになっています。

砂糖をペットボトルに入れてその中に発酵済の液を流し込む

続いて、炭酸を作って容器に閉じ込める工程「二次発酵」の準備に入ります。

ペットボトルに1リットル当たり6~8gの砂糖を入れます。この時、砂糖がこぼれまくるので、じょうごの使用をお勧めします。

タンクからペットボトルに入れている途中。泡がたくさん出てきますが、気にせず注ぎ込みます。

この時がビールを作ってる!という感じがしてワクワクします。

いろいろな方のブログを見てみましたが、やはり瓶に王冠で栓をするのが王道のようです。

ただ…私は超適当なので。

毎日飲んでいる炭酸水のペットボトルをかつようしています。

ビンを手に入れるのが大変ということと、処理がしやすい、というのがペットボトル利用の理由です。

炭酸が抜けやすいなどのデメリットもあるようなので、自分に合ったビール容器を選択して下さい。

最初はペットボトルでもいいと思いますよ。

二次発酵:ペットボトルの蓋をして放置(5日~14日くらい)

そして、ペットボトルの容器に蓋をして、暗いところで放置。

二日ほどすると、ペットボトルがパンパンに膨れ上がってきます。中で発酵が進み炭酸ができている証拠です。

2・3日で飲むことはできますが、あまりおいしくありません。。。ただの苦い炭酸を飲んでいる感じです。

やはり、しばらく置いておいた方が味が落ち着きます。

完成!

そして7日後・・・完成です!

ちゃんと泡が出て、ビールっぽくなっています。アルコールは1%未満ですが、味はビールそのもの!

市販のノンアルコールビールより全然おいしい!(個人の感想です)

普通のビールと比べると、ちょっと苦みが強く濃厚な感じがします。これと焼酎を合わせれば、ホッピーセットと変わらなくなりますね。

いかがでしたでしょうか。

我が家ではすでに20本以上のビールがストックされており、キャンプ場への出動を待っています。

これからの暑い夏に向けて、自分で作るクラフトビール、おすすめです!

最後に国税庁のよくある質問からの引用

酒類を製造する場合には税務署長の免許が必要となります。
 酒類とは、酒税法上、アルコール分1度以上の飲料(薄めてアルコール分1度以上の飲料とすることのできるもの又は溶解してアルコール分1度以上の飲料とすることができる粉末状のものを含みます。)をいい、当該製品により製造されたものがアルコール分1度以上の飲料となる場合は、酒類製造免許が必要になります。
 ただ、ビールの製造免許は、年間の製造見込数量が60キロリットルに達しない場合には受けることができません。
購入された商品については、アルコール分1度以上にならないよう製造方法が取扱説明書に具体的に記載されていると思われますので、その注意書に沿って、アルコール分が1度未満となるようにしてください。

 酒類の製造免許を受けないで酒類を製造した場合は、10年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられるほか、製造した酒類、原料、器具等は没収されることになります。

国税庁ホームページより引用

それでは、楽しいゆるそとらいふを!

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