花粉症の根本治療・対策?減感作療法をスタートしてみた。費用・副作用も。

もう、永遠に付き合うのかと思っていた。この終わりなき戦い。

こんにちは。むらきゅうです。

皆さん、花粉症ですか?アレルギー性鼻炎ですか?

私は小学校高学年のあたりから、アレルギーがさく裂して、中学生ぐらいには、完全に花粉症と自覚していました。

中間テストのときに、ハンカチで鼻を押さえながらテストを回答した記憶があります。30年くらい前ですね。。。

もう、一生この病と付き合っていく覚悟はできていましたが、どうやら「減感作療法」という治療法があるらしい。

いつも鼻をぐすぐすさせている、諦めの境地に達している私を不憫に思ったのでしょう。妻が病院を紹介してくれました。

うまくいけば約8割の方に効果があり、数十年は効果が持続する!ということなので、さっそく始めてみました!

ゆるくもそとでもないですが、いろいろ調べても体験談があまり見当たらないので、自分で経過を書いていきたいと思います。

なお、このブログの内容はあくまで、素人が感想を書いているものです。減感作療法に関する正確な記述については、必ず専門家にご確認ください。

減感作療法とは

アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)は、アレルゲン(抗原)と呼ばれる原因物質によって引き起こされます。減感作療法とは少量のアレルゲンの皮下注射を繰り返すことにより、体をアレルギー物質にならし根本的な体質改善を期待する方法です

江津耳鼻咽喉科・アレルギー科クリニックHPより

なるほど。いつも花粉症の時期になると、抗アレルギー薬を飲んで、何とか乗り切っていますが、抗アレルギーではなく、むしろ自分の中にアレルギー物質を取り入れて、体質改善を行う、みたいなことのようです。

デーモンと合体するイメージでしょうか。アレルゲンマンになるのかも。

この治療を行えば、花粉症に強い「ネオ・むらきゅう」になれるということだな。ふむふむ。いろいろと説明を読み進めていくと・・・

効果を発揮するまでに最低2年、できれば3年間治療を継続します。

江津耳鼻咽喉科・アレルギー科クリニックHPより

なぬ!3年継続!しかも、説明を見ると、このような記載が・・・

・STEP1:週に1回(計10回)
・STEP2:2週に1回(計10回)
・STEP3:4週に1回(3年経過まで)

毎週耳鼻科にいって、注射するの?3年間も?最終的には1カ月に1回となっていますが、トータル3年間はほぼ毎月注射を打ちに行くことになります。

会社員にとってハードル高くね!しかも、注射を打つために通うなんて、修行以外の何物でもない・・・これはなかなか達成するのが難しいミッションです。情報が少ないわけだ。

だって、花粉症って薬飲めばいったん収まるし。

いろいろな病気で本当に大変な思いをしている人に比べたら、軽すぎる病かな、と思うし。

そこまでしなくてもいいのでは、と思ってしまいがちです。

でも、花粉症のたびに仕事の生産性が下がって、鼻水がどうしても止まらないときは、市販の鼻炎薬を服用し、無茶苦茶眠くなって更に生産性が落ちる・・・という悪循環を年に2~3回は起こしていることを考えると、本当に治るのであれば、やってみる価値があるかも、と思いました。

ということで、2021年の春から始めることにしました!

まずは、自分のアレルギーを調べる

今までも何回かアレルギー調査をしたことがありましたが、今回、治療を進めるにあたり、何のアレルギーがひどいか、確認して治療方法を決めることになりました。

その結果が、こちら。

★が多いですね。なんかすごくステータスが高いような気がする。

スギがクラス4のMAXですね。まだ上があるのか。

クラス4とかカッコいい。ではなく、どれも陽性ということで、反応が出ていますが、花粉症の王様スギとあまり知らないイネ科の植物カモガヤに反応が大きく出ています。

ハウスダストは減感作療法の対応はできないようですので、治療の対象をスギとカモガヤに決定!治療を開始しました。

減感作療法の費用は?

そんな減感作療法の費用ですが、私の場合、今のところ1回あたりスギ500円、カモガヤ1,200円の合計1,700円となっています。
※こちらも病院によって異なるかもしれませんので、参考としてご理解ください。

カモガヤは保険がきかないらしいです。マジカモガヤ。

3年間の費用は60,000円近くなる計算です。毎年花粉症の薬で5,000円くらいは使っている気がするので、3年後から先には薬を買わなくてよくなるかも、と思えば長生きすれば元が取れそうです。

注射を2種類同時に打つ!

Arek SochaによるPixabayからの画像

とりあえず、スギとカモガヤにロックオンして、注射を開始することになりました。

アナフィラキシーショックのような症状が稀に出ることがあるので、抗アレルギー薬を前日に飲んでおく必要があります。

2種ですので、左右の腕に打つようです。

ドキドキしながら待っていると…

先生 打ちますよー、はい、それでは右腕にも打ちますねー

私 え、今注射打ったの?何も感じなかったけど。

注射を打つのはほとんど痛くありませんでした!

ちょっとチクッとするくらい。これなら3年間続けられるかも。楽勝!

と、ここまでは思っていました。

しばらくすると・・・今まで感じたことのない鈍い痛みが…(副作用かはわかりません)

注射の後、万が一のアナフィラキシーショックを想定し、15分間は病院内で待機するように言われ、タイマーを渡されました。

その後、待合室の椅子に座っていると、あれ、なんか腕に違和感が・・・

あ、痛い。鈍い痛みがやってきました。今までに感じたことのない痛みです。

注射したところを少しつねられているような痛み。耐えられないほどではないですが、あ、痛いな、と思うくらいの痛さです。まあ大騒ぎするほどのものではないし、インフルエンザのワクチンの際はもっと痛くなることもあるので、タイマーがなってから家に帰りました。

その後、家に帰ってしばらくすると蚊に刺されたかのようなかゆみが襲ってきます。

アレルゲンを注入しているので当然と言えば当然なのですが、注射のあとにかゆみも来るようになりました。

そんなに大騒ぎするほどのかゆみ・痛みではないのですが、子供だとちょっと無理かもしれません。かきむしってしまうと思います。

※こちらも個人の感想です。

そんなこんなで、週1回9回目まで終了しました

というのが3カ月前で、ようやく9回目まで到達しました!週1回と言いながら、スケジュールの都合上、2週に1回になったりして、完全に毎週は注射することはできなかったのですが、何とかあと1回で次のステージに進むことができそうです。

ただ、注射の量が増えるにつれて、注射の時の鈍い痛みがかなり大きくなってきています。これは思わず「痛っ!」と言ってしまうくらいの痛さです。頑張って耐えてますが・・・。

かゆみの方は、ある時と無い時とあります。

一番の目的である、アレルギーの症状が弱まったかというと、よくわかりません。スギ花粉の時期ではないですし、カモガヤはそもそもよくわかりません。

まだまだ先は長いですが、引き続きアレルギーが収まるかどうか、経過を見つつ、節目や効果があった場合にはブログにアップしたいと思います。

それでは、楽しいゆるそとらいふを!

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