こんにちは。むらきゅうです。
あの日から5年。ようやく熊本城の天守閣が復活しました!
8月4日現在、新型コロナウイルス感染症拡大のため、8月2日~当面の間、熊本城特別公開は中止されています。
落ち着いたら必ず再開すると思いますので、その時に向けて、公開された熊本城天守閣の様子をレポートいたします。
前回は、天守閣の前でおもてなし武将隊に会った!ってことで、そこまでをレポートしました。
今回は、メインとなる天守閣の内部公開について書いていきます!
とても1時間くらいでは回り切れないボリュームの充実した展示でした!
空調ばっちり!トイレもばっちり!復活した天守閣で快適城主気分
公開時間 | 9:00~17:00 |
入場料金 | 大人(高校生以上)800円 小・中学生300円 |
共通入園券 | 熊本城・わくわく座 850円 小・中学生300円 |
| 熊本城・わくわく座・熊本博物館 大人(高校生以上)1,100円 小・中学生400円 |
一日外にいると気が遠くなりそうな熊本の尋常ではない蒸し暑さ。
江戸時代の方々は、この蒸し暑さをどう乗り切っていたのでしょうか・・・
熊本城の中にいても暑さは変わらないわけで。
昔の天守閣の中は当然、空調もない、蒸し暑い状態だったと思います。
それが、そとの灼熱地獄から一歩天守閣の中に入ると、なんということでしょう!
空調がきいて別世界のように快適に過ごすことができます!
トイレは地階にあります。上層階には多目的トイレしかありませんので、係の方に声をかけて案内してもらってください。
エントランス~地階(穴蔵)
まずこちらのエントランスで入場券の確認、消毒、体温確認があります。
ここで受け取るチケットはお城を出るときに必要となりますので、なくさないように気を付けてください。
内部展示は熊本城・熊本への愛がてんこ盛りの最新展示!大ボリュームで大興奮!
1階~3階 加藤清正時代~細川時代~近代まで
1階~3階は、江戸時代の熊本城築城から、西南戦争までの展示があります。
まず1階で目に入るのはこの巨大な年表。熊本城の歴史がつづられています。まず、ここで長時間滞在。
熊本城の模型もあります。
天守閣内部のデザインについても当時の様子が書かれています。
今回登っている天守閣は、完全に近代化されているので、こんな感じの部屋はありません。
地震の影響で公開されていない本丸御殿には、こういった部屋が再現されています。
超わかりやすい!加藤清正による熊本城築城と河川改修による治世の様子
今回、一番我々のテンションが上がったのは、こちらのコーナーです。
スタート前は何もない模型ですが・・・
映像が流れ始めると、築城時代の河川の様子がプロジェクションマッピングで表現されます!
画像ではわかりませんが、動画で表現されるのでわかりやすい!あ、うちあのあたりだ!なんて楽しみ方ができます。
そして、江戸時代の地図にかぶせるように現代の画像が。
白川の曲がりくねったところを改修して、河川氾濫が発生しないようにするとともに、城の堀として活用する、加藤清正の土木工事に関する知識と技が、今の熊本にもつながっていることがよくわかります。
そしてこちらは、整備がさらに進んだ細川時代の熊本城下。こちらは模型を使ってリアルに表現されています。
1階の映像スペースでは、熊本城の歴史と熊本城復興に向けた取組の2本の動画が流されています。
「難攻不落の城」は、熊本城を攻め入る目線から見た動画で、いかに熊本城が攻めづらく、難攻不落を目指して作られているかが良くわかる動画です。
自分が攻め入る側だったら、どうやって攻略しようか・・・ゲーム感覚でも楽しむことができる動画でした。
「不屈の城」は、熊本城天守閣復旧に携わる人たちの姿を捉えた映像です。いろいろな方の苦労や思いがあって、ようやくここまでたどり着いたんだ、ということがわかります。
とはいえ、まだ復旧は道半ば。石垣は崩れたままのところが大半で、まだまだ完全復旧には時間がかかりそうです。
そして、この動画のナレーションはなんと高良健吾さん!大河ドラマ「青天を衝け」にも出演されている人気・実力ともに兼ね備えた素晴らしい俳優さんです。
実は大昔、縁があって、ビーチサッカーの大会に同じチームで一緒に出場したことがあります!
当時、高校生だった高良さんは、驚くほどのイケメンかつさわやかな好青年でした。
体力のないおっさんたちのチームで頑張ってくれました!懐かしい。
4階~6階 現代~展望エリア
4階からは現代と展望エリアです。
お城なのでしょうがないのですが、上層階に行く毎に面積が狭くなっていきます。
4階は震災からの復興の様子が映像で紹介されています。
そして、天守閣からの眺望!
こちらは二の丸広場・金峰山方面です。右下には宇土櫓が見えています。
下の通路を人が歩いているのが見えますね~ よきにはからえ!城主気分!
こちらは阿蘇方面。加藤清正もここから阿蘇を見ていたのでしょうか。絶景!
ここまで登ってくるのはすべて階段です。ただ、エレベーターもありますので、必要な方は係の方に声をかけてください。
まとめ~完全に近代化された天守閣。江戸時代の趣はないが、展示は素晴らしい!
お城はやっぱり昔のままじゃなきゃ、という意見もあると思いますが・・・
でも、今回復活した熊本城は、近代化されているものの、展示一つ一つに趣向が凝らされていて、非常に見ごたえがありました。
こういった形で、いろいろな世代に熊本城の歴史や熊本の良さを伝えるのは、すごくいいことだと思います。
いろいろな人に訪れてもらいたいスポットです。
熊本城を構成する天守閣や二の丸、長塀や石垣など、様々な要素を合わせて、改めて熊本城はいいな~と感じました。
ぜひ、公開が再開した際は訪れてみてください!
それでは、楽しいゆるそとらいふを!